私自身のこと

自分らしさは、探すものじゃなくて思い出すもの

kokoni-aruu

二人目の子が生まれた時、私は驚きました。

性別だけでなく、泣き方、体型、寝るリズム…
すべてが、上の子とはまるで違っていたからです。

少し成長していくと、さらに驚かされました。

にこにこしている時間がとても長い。
反射的に動くよりも、静かにじーっと見つめていることが多い。
何かを真似するのが上手で、手先も器用。
遊具に登ろうとするけれど、途中で怖くなってやめてしまう慎重派。
何でも食べるけれど、洋食より和食が好き。

特に味覚は、好んで食べるものが私にそっくり。
そして、得意なことも、どこか自分の小さい頃に似ている気がしました。


子どもは、みんな違う。
そういう言葉はよく聞くし、もちろんそうだと思うけれど、
「きっと兄妹なんだから、似たような子が生まれてくるんだろう」
と、どこかで思い込んでいた自分がいました。

でも、自分の子でさえ、こんなにも違う。


そんな日々の中で、ふと気づいたことがあります。

私が”当たり前”に出来ていること。
「こんなの、普通でしょ」と思っていたこと。

それは、誰にとっても当たり前じゃないんだということです。

その「普通」こそが、
私の”らしさ”なのだと気づいたのです。


子育てをしていると、
子どもたちの「できること」「苦手なこと」「好きなこと」「こだわり」に毎日向き合うことになります。

そのたびに、自分のことがものすごくよく見えてきます。

あれ?私も、こうだったかもしれない。
これ、苦手だったな。
それって、昔からそうだった。

そんなふうに、自分という存在の”原点”に触れる瞬間が、何度も訪れます。


私は人より、子供の頃の記憶が多いほうかもしれません。
でも、それでも、”自分の原点”──”自分の普通”に焦点を当てるのは、難しい

だから、思います。
大人になった私たちが、どうしたら思い出せるのか、どうしたら気付けるのか。

その方法を見つけたい

そして、もし今、あなたのそばに子どもがいるなら──
どうか、その子の”そのまま”を書き留めてほしい

日々の言葉、しぐさ、好きな遊び、小さな「できた」や「やらない」も。

それはきっと、
将来、その子自身が迷ったときに戻ってこられる、
”らしさ”の羅針盤になるから


自分らしさは、探すものじゃない。思い出すもの。
そして思い出すためには、「見つけたことを残す」ことが、何よりの助けになる。
子どもも、大人も。

だから私は、今日も書き残します。
子どもと過ごす時間が、”わたし”を照らし出してくれるように思うから


読んでくださり、ありがとうございました。

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ABOUT ME
アルナ
アルナ
兼業ブロガー
4歳と2歳の子育て中。 日々の忙しさに飲まれそうになりながらも、子どもとの時間、自分の気持ちを大切にしたくて「ここあるブログ」を始めました。 「心を整える育児ライフ」をテーマに、イライラした日、うまくいかなかった日、でも最後に「まあ、今日もよくやった」と思えるような暮らしを目指しています。 共感してくれる方に、そっと寄り添える言葉を届けられたらうれしいです。
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