5歳の息子が悩んで買ったカレールー

5歳の息子は、毎日、幼稚園の廃材で作品を作って持って帰ってくる。

この間、幼稚園から帰ってきた息子が、その日作った廃材作品を見せながら言った。

息子「みて、この箱！こんなカレーがあるんだって！」

見せてもらった箱は、『カレーの王子さま　顆粒タイプ』の箱だった。

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今まで、うちでは買ったことのないカレールー。

私「こんなカレーがあるんだね！」

息子「今度買ってみようよ」

私「そうしようか」

息子とそんな会話をした。

数日後、夫と習い事に行って帰ってきた息子の手には、『カレーの王子さま』が。

息子「買ってきたよ！！今度これでカレー作って！」

そんなわけで、昨日、『カレーの王子さま』を使ってカレーを作ってみた。

ちょうど作ってみたいカレーがあって、そのレシピではカレー粉を使っていた。

いつもはルーを使ってしまうので、息子が買ってきた顆粒タイプは今回のレシピにぴったり！

そして、できたのがこちら。

写真が素人で申し訳ない。

バターチキンカレーです。

初めて作ったけど、美味しくできて満足。

早速息子に食べさせてみた。

すると、

息子「えっ！おいしいじゃん！」

と。




えっ！ってなんだ？笑　と思いつつも、

私「それはよかった。ありがとう」

というと、息子が話しだした。



息子「このカレールーね、Kくんが持ってきた箱なんだけど、Kくんにきいたら、おいしくないよ、って言ってたの。だから、どうしようかなと思ったんだけど、食べてみようと思って買ってきたの」





ほぉ！！

そんな事考えながら買ってきたカレールーだったのか。

てっきり、お友達が持っていたから”反射”で欲しいって思ったのかと。

そして私は、驚いていた。

5歳の子が、美味しくないのだろうと思いつつも、試してみたいという気持ちで食べ物を買うということに。

自分で試してみないと、美味しいかどうかわからないもんね。

当たり前なんだけど。

そうなんだけど、

多分私だったら、買わないかもしれない。

美味しくないと言われたものを、あえて買うようなことは、しない気がする。

だから、試してみたいという気持ちが勝った息子を、素直に素敵だと思った。





あとで、夫から聞いたのだけど、カレールーを買うとき、息子は『アンパンマンカレー』と悩んでいたらしい。

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食べたことのある『アンパンマンカレー』か、

お友達が美味しくないよと言っていた『カレーの王子さま』にするか。




想像したら、胸がきゅっとなる。

小さいけれど、もうすでに立派な人間で、何かを選ぶにしても、実はいろいろ考えているということ。

今回はたまたま、息子がお話してくれてわかったけれど、話を聞くまでは、息子が考えていることが、全くわからなかったこと。

私はいつも、息子が「こう思っているんだろうな」を想像して、決めつけていたんだろうということ。

そして、こういうすれ違いは、今までもたくさんあって、これからはもっとたくさんあるのだろうな、ということ。

そんなことを考えてしまった。

息子が、自分の考えを言語化してくれて、母は救われました。

彼を勘違いするところでした。

私が君の考えを決めつけるようなことをしたら、どうか、諦めずにぶつかってきてほしい。

そして私は、決めつけて勘違いしないように、頑張るしかない。

「こう考えているはず」「こう思っているだろう」と決めつけたけど、実はぜんぜん違った、みたいなこと。

夫とか、自分の友人、職場の人とかに対してもやっているんだろうな。

答え合わせしないから、気付かないだけで。

“We see things not as they are, but as we are. ”

「私たちは物事をありのままに見ているのではありません。自分自身を通して見ているのです」

― Anaïs Nin（アナイス・ニン）

というわけで、今日の学び

息子には言ってないけれど、今回作ったバターチキンカレーさ、いろんなもの入っているのよね。

多分、純粋な『カレーの王子さま』の味、しないんじゃないかな。

そういう意味では、彼の期待に応えたカレーを出せたのだろうか、疑問ではありますね。笑

美味しかったからまた作ろ〜

ここある

ブロガー

5歳と2歳の子どもがいます。 子育て中心に、興味のあることを、好きなようにつらつらと書いていくブログです。